詳解Swift第3版(06)〜パターン

2017. 11. 12
この記事は詳解Swift 第3版(初版第1刷)を元に、Xcode 9.0(Swift 4.0)下における差異を記述しています。



CHAPTER 06 パターン



●6.3 共用型の列挙型


・プロトコルの採用

CustomStringConvertible プロトコルを使った例として List6-9 に示すとありますが、正しくは List6-8(P.150)です。



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詳解Swift第3版(05)〜基本的なデータ型

2017. 11. 10
この記事は詳解Swift 第3版(初版第1刷)を元に、Xcode 9.0(Swift 4.0)下における差異を記述しています。



CHAPTER 05 基本的なデータ型



●5.1 整数と実数


・数値型のリテラル

数値型リテラルの記述方法の詳細について、「付録B(1) の構文図」を参照とありますが、正しくは「APPENDIX B Swiftの構文図」の「B.2 構文図(P.493)」です。


・数値型のイニシャライザ

失敗のあるイニシャライザで、例としてあげられている Int8 型の場合、引数に実数と整数を与えた場合の挙動が異なるようです。
Xcode 9.0(Swift 4.0)では引数に実数と整数を与えた場合の挙動が同じく nil になるようです。

Int8.max    // 127
let int8Value1 = Int8(exactly: 127.0)    // 127
let int8Value2 = Int8(exactly: 127.1)    // nil
let int8Value3 = Int8(exactly: 128.0)    // nil
let int8Value4 = Int8(exactly: 127)    // 127
print(int8Value4)    // Optional(127)
let int8Value5 = Int8(exactly: 128)    // error: integer overflows when converted from 'Int' to 'Int8?'(Xode 8.3.3(Swift 3.1))
let int8Value5 = Int8(exactly: 128)    // nil

Float.greatestFiniteMagnitude    // 3.402823e+38
let floatValue1 = Float(exactly: Float.greatestFiniteMagnitude)    // 3.402823e+38
let floatValue2 = Float(exactly: Double.greatestFiniteMagnitude)    // nil

Int8 型の失敗のあるイニシャライザの引数に Int8 型の最大値を超える値を実数で与えた場合は nil が返り、整数で与えた場合は実行時エラーが発生と、挙動が異なるので注意が必要です。
(「
Developers.IO/[Swift 3.1] 全ての数値型に失敗可能変換イニシャライザーが追加されました」参照)



●5.2 範囲型と Stride 型


・Stride 型の概要

読んでいればすぐに気付くと思いますが、P.108 冒頭の記述で、

「関数 stride(from:to:by:) で構成される StrideThrough 型は、順番に取り出した最後の値が終了点の値と一致した場合、その値を採用しません。
 一方、関数 stride(from:through:by:) で構成される StrideTo 型は終了点の値も含みます。
(中略)
 このように、StrideTo 型を for-in 文で使った場合、終了点の値も含むことがわかります。」

とありますが、正しくは

「関数 stride(from:to:by:) で構成される StrideTo 型は、順番に取り出した最後の値が終了点の値と一致した場合、その値を採用しません。
 一方、関数 stride(from:through:by:) で構成される StrideThrough 型は終了点の値も含みます。
(中略)
 このように、StrideThrough 型を for-in 文で使った場合、終了点の値も含むことがわかります。」

の誤りです。


・Stride 型とプロトコル Strideable

メモリ上の位置を表す型の参照先として「15.1 データ型の互換性」とありますが、これは旧版(詳解 Swift 改訂版)での表題で、第3版の表題は「互換なデータ型とポインタ」(P.344)となっています。



●5.3 配列


・配列のイニシャライザ

細かい話ですが、P.113 の3行目の「なお、型パラメータ付き方指定を使って〜」は「なお、型パラメータ付き指定を使って〜」の誤りです。



●5.4 文字列と文字


文字列型、文字型に関するプロパティやメソッドが付録 A.2.6、付録 A.2.7 に掲載されているとありますが、正しくは文字列型は付録 A.2.5(P.454)、文字型は付録 A.2.6(P.458)に掲載されています。


・文字データの取り出し方

Developers.IO/[iOS 11] Swift 4は前バージョンから何が変わったか比較した」や「Qiita/Swift4で何がかわりそうなのか」で指摘されているように、Swift 4 から String は再び Character のコレクションとなり、それに伴いインスタンスプロパティ characters が廃止されることになりました。

文字列と文字(Swift 4)」の「Character の処理」にあるように、文字列から文字を取り出す方法が簡略化されており、List5-3 の for-in ループは下記のように記述することになります。

for ch in s.characters {    // characters プロパティは非推奨

for ch in s {    // Swift 4 から文字列はコレクション化

逆順の取り出しも以下のようになります。

for ch in s.characters.reversed() {    // Swift 3

for ch in s.reversed() {    // Swift 4


・文字列の長さ

上記の通り String が Character のコレクションとなったため、「文字列と文字(Swift 4)」の「文字を数える」にもあるように文字列内の Character 値の数を数えるには count プロパティを使用します。
ただし、これは CharacterView での数え方であり、UnicodeScalarView や UTF8View、UTF16View での文字数の数え方は今まで通りです。
したがって List5-4 の最初の print 文は以下のようになります。

print("Ch:\(str.characters.count), " + "US:\(str.unicodeScalars.count), U16:\(str.utf16.count)")    // Swift 3

print("Ch:\(str.count), " + "US:\(str.unicodeScalars.count), U16:\(str.utf16.count)")    // Swift 4


・指定位置の文字および部分文字列の取り出し方

List5-6 において、部分文字列を返す return 文でエラーが出るようになりました。

return s[range]
// error: subscripts returning String were obsoleted in Swift 4; explicitly construct a String from subscripted result

これは「文字列と文字(Swift 4)」の「部分文字列」で説明されているように、文字列から添字を使用して取り出した部分文字列の型は String 型ではなく Substring 型になるためで、String 型に変換する必要があります。

return String(s[range])


・String.Index 型の意義

P.126 の2行目で「試みに、List5-5で、〜」とありますが、正しくは List5-8 です。


・String 型のメソッド

insert(contentsOf:at:) は、本書では第一引数(Character を要素とするコレクション)に文字列を直接指定できないとありますが、上記の通り Swift 4 から String が Character のコレクションとなったため、文字列を直接指定することができるようになっています。

var welcome = "hello"
welcome.insert("!", at: welcome.endIndex)    // hello!

welcome.insert(contentsOf: " there", at: welcome.index(before: welcome.endIndex))    // hello there!

メソッド replaceRange(_:with:) は replaceSubrange(_:with:) に改名されており、範囲は半開区間(Range<String.Index>)か閉区間(ClosedRange<String.Index>)、置換するデータは文字(Character 型)の Collection か文字列(String 型)を指定することになります。

let range = welcome.index(welcome.endIndex, offsetBy: -9)..<welcome.endIndex

welcome.replaceRange(range, with: "icopter")    // error: 'replaceRange(_:with:)' has been renamed to 'replaceSubrange'

welcome.replaceSubrange(range, with: "icopter")    // helicopter



●5.5 辞書


・辞書へのアクセス

辞書のキーはプロトコル Hashable に適合した型でなければならないとして参照先を示していますが、「集合とプロトコル」は 10.4 ではなく 11.4(P.255)です。



Developers.IO/[Swift 3.1] 全ての数値型に失敗可能変換イニシャライザーが追加されました

Developers.IO/[iOS 11] Swift 4は前バージョンから何が変わったか比較した

Qiita/Swift4で何がかわりそうなのか

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詳解Swift第3版(03)〜構造体

2017. 10. 13
この記事は詳解Swift 第3版(初版第1刷)を元に、Xcode 9.0(Swift 4.0)下における差異を記述しています。



CHAPTER 03 構造体



●3.1 構造体の定義


・構造体の初期値

既定イニシャライザを使って構造体 SimpleDate のインスタンスを初期化する式が間違っています。

var d = Date()        // 旧版「詳解 Swift 改訂版」での構造体名が Date

var d = SimpleDate()


・複数個のイニシャライザを定義する

オーバーロードは 2.2 ではなく 2.3(P.48)です。



●3.2 メソッド


・構造体の内容を変更するメソッド

List3-9 の実行例で変数 tic が構造体 Time のインスタンスになっていますが、正しくは構造体 Clock のインスタンスです。
また標準出力でインスタンス tm のメソッド toString() を呼び出していますが、インスタンス tic の誤りです。
(この誤りは旧版「詳解 Swift 改訂版」も同じで、「詳解 Swift」時のインスタンス名が混在しています。)

var tic = Clock(hour: 19, min: 40)    // 旧版「詳解 Swift」での構造体名が Time
tic.advance(min: 19)
tic.inc()
print(tic.toString())    // 旧版「詳解 Swift」でのインスタンス名が tm


・イニシャライザとメソッド

List3-11 において、イニシャライザ内の年月日を表すプロパティを設定している行にミスがあります。

year = y, month = m; day = d    // error: consecutive statements on a line must be separated by ';'

year = y; month = m; day = d



●3.3 プロパティ


・計算型プロパティに対する特殊な設定

配列は 5.2 ではなく 5.3(P.110)です。


・グローバルなスコープを持つ計算型プロパティの定義

List3-17 において、これまで iOS プラットフォームのプレイグラウンドで試されている場合は macOS プラットフォームに変更して試す必要があります。

変更方法については「詳解Swift(3)〜構造体/CHAPTER 03 構造体/3.3 プロパティ/グローバルなスコープを持つ計算型プロパティの定義」を参照してください。
(注:現在は Platform 名が OS X から macOS になっています)

また macOS 10.13(もしくは Xcode 9.0?)から、NSScreen クラスの main がメソッドではなくタイププロパティに変更されていますので、修正する必要があります。

let size = NSScreen.main()!.frame.size    // error: cannot call value of non-function type 'NSScreen?'

let size = NSScreen.main!.frame.size



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詳解Swift第3版(02)〜関数

2017. 10. 10
この記事は詳解Swift 第3版(初版第1刷)を元に、Xcode 9.0(Swift 4.0)下における差異を記述しています。



CHAPTER 02 関数



●2.2 関数定義におけるさまざまな設定


・返り値を使わない場合を許す指定

(本文 P.39 で述べられている通り)プレイグラウンドでは @discardableResult を指定せずに返り値を使わないような呼び出しをしても警告を発しないので注意が必要です。


・関数内の関数

ひと月のカレンダーを印字するプログラムは List1-7(P.47)ではなく List1-6(P.23)です。



●2.3 オーバーロード


・オーバーロードとは

2つの値を交換する mySwap 関数は List2-2 ではなく List2-3 (P.44)です。



Wikipedia/フィボナッチ数

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詳解Swift第3版(01)〜Swiftでプログラミング

2017. 10. 06
この記事は詳解Swift 第3版(初版第1刷)を元に、Xcode 9.0(Swift 4.0)下における差異を記述しています。



CHAPTER 01 Swiftでプログラミング



●1.1 データ型と変数


・論理型、文字型と文字列型

「文字列と文字」は 5.3 ではなく 5.4(P.117)です。


・識別子

同じく「文字列と文字」は 5.3 ではなく 5.4(P.117)です。


・コメント

「文書化コメント」は 16.5 ではなく 17.2(P.417)です。



●1.2 制御構文


・if 文

「パターンマッチ」は 6.3 ではなく 6.4(P.152)です。


・for-in 文

Stride 型について「「5.1 整数と実数」を参照してください」とありますが、同節では触れていませんので「5.2 範囲型と Stride 型(P.105)」のことと思われます。


・ラベル付きの if 文、switch 文

List1-7 の後に「変数 year にさまざまな値を代入して List1-8 を実行すると、…」とありますが、List1-7 の実行です。


・do 文

ラベル付きの do 文の例において、for-in 文での定数 i は使用していないので "_" に置き換えるよう警告が出ます。

for i in 0 ..< 10 {    // Immutable value 'i' was never used; consider replacing with '_' or removing it



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