詳解Swift第3版(05)〜基本的なデータ型

2017. 08. 13
この記事は詳解Swift 第3版(初版第1刷)を元に、Xcode 8.3.3(Swift 3.1)下における差異を記述しています。



CHAPTER 05 基本的なデータ型



●5.1 整数と実数


・数値型のイニシャライザ

失敗のあるイニシャライザで、例としてあげられている Int8 型の場合、引数に実数と整数を与えた場合の挙動が異なるようです。

Int8.max    // 127
let int8Value1 = Int8(exactly: 127.0)    // 127
let int8Value2 = Int8(exactly: 127.1)    // nil
let int8Value3 = Int8(exactly: 128.0)    // nil
let int8Value4 = Int8(exactly: 127)    // 127
print(int8Value4)    // Optional(127)
let int8Value5 = Int8(exactly: 128)    // error: integer overflows when converted from 'Int' to 'Int8?'

Float.greatestFiniteMagnitude    // 3.402823e+38
let floatValue1 = Float(exactly: Float.greatestFiniteMagnitude)    // 3.402823e+38
let floatValue2 = Float(exactly: Double.greatestFiniteMagnitude)    // nil

Int8 型の失敗のあるイニシャライザの引数に Int8 型の最大値を超える値を実数で与えた場合は nil が返り、整数で与えた場合は実行時エラーが発生と、挙動が異なるので注意が必要です。
(「Developers.IO/[Swift 3.1] 全ての数値型に失敗可能変換イニシャライザーが追加されました」参照)



●5.2 範囲型と Stride 型


・Stride 型の概要

読んでいればすぐに気付くと思いますが、P.108 冒頭の記述で、

「関数 stride(from:to:by:) で構成される StrideThrough 型は、順番に取り出した最後の値が終了点の値と一致した場合、その値を採用しません。
 一方、関数 stride(from:through:by:) で構成される StrideTo 型は終了点の値も含みます。
(中略)
 このように、StrideTo 型を for-in 文で使った場合、終了点の値も含むことがわかります。」

とありますが、正しくは

「関数 stride(from:to:by:) で構成される StrideTo 型は、順番に取り出した最後の値が終了点の値と一致した場合、その値を採用しません。
 一方、関数 stride(from:through:by:) で構成される StrideThrough 型は終了点の値も含みます。
(中略)
 このように、StrideThrough 型を for-in 文で使った場合、終了点の値も含むことがわかります。」

の誤りです。


・Stride 型とプロトコル Strideable

メモリ上の位置を表す型の参照先として「15.1 データ型の互換性」とありますが、これは旧版(詳解 Swift 改訂版)での表題で、第3版の表題は「互換なデータ型とポインタ」(P.344)となっています。



●5.3 配列


・配列のイニシャライザ

細かい話ですが、P.113 の3行目の「なお、型パラメータ付き方指定を使って〜」は「なお、型パラメータ付き指定を使って〜」の誤りです。



●5.4 文字列と文字


文字列型、文字型に関するプロパティやメソッドが付録 A.2.6、付録 A.2.7 に掲載されているとありますが、正しくは文字列型は付録 A.2.5(P.454)、文字型は付録 A.2.6(P.458)に掲載されています。


・String.Index 型の意義

P.126 の2行目で「試みに、List5-5で、〜」とありますが、正しくは List5-8 です。


・String 型のメソッド

メソッド replaceRange(_:with:) は replaceSubrange(_:with:) に改名されており、範囲は半開区間(Range<String.Index>)か閉区間(ClosedRange<String.Index>)、置換するデータは文字(Character 型)の Collection か文字列(String 型)を指定することになります。



●5.5 辞書


・辞書へのアクセス

辞書のキーはプロトコル Hashable に適合した型でなければならないとして参照先を示していますが、「集合とプロトコル」は 10.4 ではなく 11.4(P.255)です。



Developers.IO/[Swift 3.1] 全ての数値型に失敗可能変換イニシャライザーが追加されました

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詳解Swift第3版(03)〜構造体

2017. 07. 13
この記事は詳解Swift 第3版(初版第1刷)を元に、Xcode 8.3.3(Swift 3.1)下における差異を記述しています。



CHAPTER 03 構造体



●3.1 構造体の定義


・構造体の初期値

既定イニシャライザを使って構造体 SimpleDate のインスタンスを初期化する式が間違っています。

var d = Date()        // 旧版「詳解 Swift 改訂版」での構造体名が Date

var d = SimpleDate()


・複数個のイニシャライザを定義する

オーバーロードは 2.2 ではなく 2.3(P.48)です。



●3.2 メソッド


・構造体の内容を変更するメソッド

List3-9 の実行例で変数 tic が構造体 Time のインスタンスになっていますが、正しくは構造体 Clock のインスタンスです。
また標準出力でインスタンス tm のメソッド toString() を呼び出していますが、インスタンス tic の誤りです。
(この誤りは旧版「詳解 Swift 改訂版」も同じで、「詳解 Swift」時のインスタンス名が混在しています。)

var tic = Clock(hour: 19, min: 40)    // 旧版「詳解 Swift」での構造体名が Time
tic.advance(min: 19)
tic.inc()
print(tic.toString())    // 旧版「詳解 Swift」でのインスタンス名が tm


・イニシャライザとメソッド

List3-11 において、イニシャライザ内の年月日を表すプロパティを設定している行にミスがあります。

year = y, month = m; day = d    // error: consecutive statements on a line must be separated by ';'

year = y; month = m; day = d



●3.3 プロパティ


・グローバルなスコープを持つ計算型プロパティの定義

List3-17 において、これまで iOS プラットフォームのプレイグラウンドで試されている場合は macOS プラットフォームに変更して試す必要があります。

変更方法については「詳解Swift(3)〜構造体/CHAPTER 03 構造体/3.3 プロパティ/グローバルなスコープを持つ計算型プロパティの定義」を参照してください。
(注:現在は Platform 名が OS X から macOS になっています)



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詳解Swift第3版(02)〜関数

2017. 06. 27
この記事は詳解Swift 第3版(初版第1刷)を元に、Xcode 8.3.3(Swift 3.1)下における差異を記述しています。



CHAPTER 02 関数



●2.2 関数定義におけるさまざまな設定


・返り値を使わない場合を許す指定

(本文 P.39 で述べられている通り)プレイグラウンドでは @discardableResult を指定せずに返り値を使わないような呼び出しをしても警告を発しないので注意が必要です。


・関数内の関数

ひと月のカレンダーを印字するプログラムは List1-7(P.47)ではなく List1-6(P.23)です。



●2.3 オーバーロード


・オーバーロードとは

2つの値を交換する mySwap 関数は List2-2 ではなく List2-3 (P.44)です。



Wikipedia/フィボナッチ数

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詳解Swift第3版(01)〜Swiftでプログラミング

2017. 06. 19
この記事は詳解Swift 第3版(初版第1刷)を元に、Xcode 8.3.3(Swift 3.1)下における差異を記述しています。



CHAPTER 01 Swiftでプログラミング



●1.1 データ型と変数


・論理型、文字型と文字列型

「文字列と文字」は 5.3 ではなく 5.4(P.117)です。


・識別子

同じく「文字列と文字」は 5.3 ではなく 5.4(P.117)です。


・コメント

「文書化コメント」は 16.5 ではなく 17.2(P.417)です。



●1.2 制御構文


・if 文

「パターンマッチ」は 6.3 ではなく 6.4(P.152)です。


・ラベル付きの if 文、switch 文

List1-7 の後に「変数 year にさまざまな値を代入して List1-8 を実行すると、…」とありますが、List1-7 の実行です。



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